胃カメラ説明
胃カメラについて
*ただいま当院では、土曜日を中心に月に2回程度行うことが多いため、急ぎでの検査ご希望の方の対応は難しいことがありますのをご了承ください。
鼻からの胃カメラ特徴
○メリット
- 吐き気が少ない
- 会話をしながら検査ができる
×デメリット
- 管が細いため、ポリープ切除などの処置ができない
- 麻酔にやや時間がかかる
胃内視鏡の入れ方の違い(口との比較)
いままでに、”口からの胃カメラは苦痛”と感じていた方は、これを機会に胃の検査を、お勧めいたします。40歳以上の方は最低2年に1回は行うのがよろしいでしょう。
事前に感染症のチェックや説明が必要ですので、予約して行います。
以下の症状のある方に行います
胃の辺りが痛い、胸焼けがある
食道や胃腸の検査は、レントゲン(透視なし)やCTなどでは現在でも画像診断は困難です。
バリウム検査または胃カメラが精密検査となっております。
バリウムはお腹の張りをがまんしなくてはならず内視鏡がお勧めです。
健康診断の2次検査
会社や健康保険のバリウム検査にて食道や胃の異常が見つかった場合、内視鏡検査の適応となります。
最近、体重が急に減った
採血や腹部超音波も行いますが、これらの検査で異常がない場合、消化器の悪性疾患の可能性があります。
貧血が進行した
知らない間に胃潰瘍からの出血などがあることがあります。これも胃カメラで判断いたします。
費用
保険が適応された場合、
1割負担で約2000円、3割負担で約6000円の負担となります。
- さいたま市の健康診査では検査のみの場合、70歳以上の方は無料
70歳以下が負担金1000円です。
時間
検査前の麻酔に、鼻からの場合約15分、口から約10分程度です。
検査時間は10分くらいです。
組織の検査を詳しくする場合はもう5分程度かかる場合があります。
ヘリコバクター・ピロリ菌について
胃の中は強い酸性であり生き物はいないと考えられておりましたが、ピロリ菌が生息し、胃炎を 引き起こすことが分かって参りました。 また、胃潰瘍の1年間の再発率がピロリ菌がいない人が11%と比べると、なんと60%以上とのデータがあり、また胃がんにも関連が認められており、10年間で約3%ではありますが、発生率が増加した、とのデータもあります。 ですが、日本人の60歳以上の方でしたら60%程度は保有しているとのデータもあり、ピロリがいたら全ての方に除菌をお勧めするものではありません。しかし50歳以下の方や、高齢でも胃潰瘍などのリスクが高い方には除菌をお勧めしております。
ピロリ菌の自費での除菌について
①検診などでピロリ判定検査していない方
初診料 | 3000円 |
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ピロリ抗体検査 | 3000円 |
当院での支払い | 計6000円 |
ピロリ菌がいなかった場合は上記で終わり。
ピロリ菌がいて、除菌をする場合は、
上記のピロリ検査 | 6000円 |
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診察料+院外処方箋 | 4000円 |
除菌判定 (上記の薬を服用した3ヶ月後) |
5000円 |
当院での支払い | 計15000円 |
*その他、薬剤料として、約6000~8000円かかります。
②検診などで、すでにピロリ抗体陽性ありの方
初診料 | 3000円 |
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診察料+院外処方箋 | 4000円 |
除菌判定 (上記の薬を服用した3ヶ月後) |
5000円 |
当院での支払い | 計12000円 |
*その他に、薬剤料がかかります。通常6000~8000円程度
*萎縮性胃炎があった場合はピロリ除菌が保険適応になることがあります。
ご希望で自費で胃カメラは12000円